どう判断するかでちょっと先の未来は変えられる

2022年12月08日 10:23
カテゴリ: 心理構造

寒さが増してきましたが、皆さん、心の状態は如何ですか?

太陽の光が恋しい季節、メンタル管理も意識したいところですね。

◯何だか気分が落ち込みがちかも?
◯何か上手く言えないけれど、何となくモヤモヤする

そんな時は、心がサインを発し始めたということです。
心の整理・ケアをしたいものです。

もし「そうは言っても…やり方が分からない」など1人では難しそうでしたら、ちょっとしたコツを伝授いたしますので、いつでもご連絡下さいね。お待ちしております。



さて、今日は、体と心に関する心理学理論について少しだけ触れたいと思います。

人間の心理過程は、①〜④から成り立っているという事が分かっています。

①知覚:五感で得られる見る・聞くなど
②認知:判断・評価・分析するなど
③感情:喜怒哀楽など
④行動:行動・反応など

これは、どういう事かと言いますと


ー例えばー

大音量のメタルが流れている部屋にaさんとbさんが入ってきたとします。

この時点でaさんとbさんは2人とも大音量で流れているメタルを聞きくことになりますよね。(①知覚)

ここで、aさんはメタルも良いなと思い、bさんはメタルは苦手だなと思ったとします。(②認知)

すると、aさんは楽しい気分になったりリラックス出来たりするでしょうし、bさんは不快な気分になり、もしかしたら「うるさい」と怒りを感じる事もあるかもしれません。(③感情)

その後、aさんはその場で立ち聞きをしたり心の中で歌い始めるなどの受容的な行動をとるでしょうし、bさんは顔を顰めたり、その場を急いで立ち去るなど回避的な行動をとるでしょう。

この様に、外から入ってきた情報や刺激をどの様に評価・判断するか、分析するかで、どの様な感情が出てくるか・どの様な行動をとるかが変わってきます。

人が何らかの刺激を感じてから、それに心と体がどの様に反応するまで、この様なプロセスを辿るということが判明していますよという事です。



さて、aさんとbさん、2人は同じ刺激を受け取ったのに、最後は全く逆の反応をすることになりましたね。

その分岐点はどこだったか分かりましたか?



そう!

②の認知が分岐点でしたね!

何をどの様に評価・判断するか、分析するかで、その後の行動・状況が、変わるわけです。

つまり、自分の心を管理・ケアするのに

「自分が何をどの様に評価・判断するか、分析するかはとても重要なポイントになる」

という事です。



そう言うと、
「ポジティブ思考になるにはどうしたら良いですか?」
という質問が来そうですが、それはちょっと待って下さい。

人間は、自分の感情を偽ると鬱っぽくなったり、鬱になりやすくなるという事も分かっています。

なので、無理にポジティブ思考になろう!とするのは良い事とは言えません。

では、私達はどうすれば良いのでしょうか?

それは

「視野を広げ、再解釈する」

つまり、一つの物事を色んな視点から考え直してみるようにすると良いです。


例えば、人に対する不満を口にしている人に対して
「気持ちは分かるけれど、相手の身にもなってごらん?その人にもきっと何かあったのよ。」
なんて言う事がありますよね。

もしかしたら、祖父母や親戚から言われた事があったな…という人もいるかもしれませんね。

あの様なかんじです。

自分が何も意識しなくても自然と勝手に不快になった時に

「ちょっと待てよ」

と一旦立ち止まり、他の目線から再解釈する癖をつけると、日常のストレスが少し軽減されるかもしれませんので

「視野を広げる」

是非試してみて下さい。



それでは!

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