「以前は通院していたのですが、(当時のかかりつけの精神科または心療内科の)先生にこんな事を言われて悲しくなって通院を止めました。」
「お医者さんは治療してくれる人だからと思って我慢してきましたが…もう行かなくても良いですか?良いですよね…もう疲れました。」
と言われる事が結構あります。
自分も、ある精神科・心療内科ドクターに開口一番に心無い言葉・差別の視線を浴びせられた事があるのでお気持ちよく分かります。
今思い出しても嫌〜な気分になります。
こういう話を聞いて
「医者も内心では患者をバカにしているんだろうな…だから受診したくないんだよな…」
と受診を躊躇う方もいらっしゃると思います。
自分もそう思いました。
だって、これ以上傷付きたくないですからね。
では、ここで質問です。
あなたは、これまでに何ヶ所受診しましたか?
精神科・心療内科どちらでも構いません。
そして、その中に心を抉る発言や態度が見られるドクターは何人いましたか?
この質問は、あなたの考えを否定するのではありません。また、責めるものでもありません。
正しい答えもありません。
ただ、どうだったかな?と思い出してみて下さい。
………
……
…
どうでしたか?
因みに、自分は3ヶ所受診して、心を抉る発言や態度が見られたドクターは2人でした。
さて、自分がこの質問をしたのは
「酷い事を言ったりしたりする医師もいるけれど、
患者さんの心に親身に寄り添い、一緒に治していきましょうと思っているドクターが本当にいる」
という現実を伝えたいと思ったからです。
自分の精神科・心療内科のかかりつけドクターを含めて、相談士として活動を始めてから
「患者さんが少しでも楽になるならと思っています」
「これからの世の中が更に生きやすい社会になったら良いなと思ってやっています。微々たる力ですけどね…」
と一生懸命活動されているドクター達に出会ってきました。
その姿を見て、嫌なドクターばかりじゃないという事を知りましたし、本当にそうなんだと納得出来ました。
また、言われずとも伝わってくるほどの患者さんへのお気遣いや
「伝わったかな?」
「もっと違う言い方が良かったかな?」
「気付いてもらえたら良いんだけどな…」
などの精神科・心療内科ならではの悩みがあるんだろうなという事も感じました。
そして、それと同時に
自分も差別や偏見にも苦しんでいるのに、「内心自分をバカにしてるんだろうな」という不安が偏見になっている事に気付き申し訳なく思ったものでした。
世の中には色んな人がいるので、色んなドクターがいるのも当たり前。
ですから、「精神科・心療内科のドクターはこうだ」と決められるわけがないんです。
その時に、これからは凡ゆる面で可能な限り思い込みを捨てると決めました。
完璧には無理ですが、「せめて出来るだけは」と今でも日々意識しています。
親身に寄り添い治療をして下さるドクターが、あなたの街にも1人はいるんじゃないかと思います。
そのドクターの所に辿り着く為に、ドクター探しは少し力振り絞ってやってほしいなと思います。
心が骨折しているような状態ですから、大変なんですけど、気分が上向いている時に少しずつ情報を集めてやってみて下さい。
今は、YouTubeやVoicyなどの配信をされているドクターもいらっしゃいますよね。
聞いているだけで心が少し楽になるチャンネルもありますので、色々検索してみるのも良いと思います。
自分がよく視聴するのは、I先生、K先生、M先生のチャンネルです。
安心出来るドクターの元で、カウンセラーやその他のサポーターの人達とも一緒に心の治療をして、いつか心が回復する事を願っています。
焦らず、ゆっくり行きましょう。
それでは、またね!