断られても傷付く必要はありません

2023年03月14日 09:07

あなたは、人に何か依頼して断られた時、どの様に感じますか?

世間を見渡すと、断られた時に

「あ、そうなんだ。」と全く気にしない人

「もしかして自分の事が嫌いなんじゃないか?」「何か失礼な事したかな?」
と心配になる人

「断るなんて酷い!」と怒り始める人

「ふ〜ん、分かった」と言いつつも拗ねてしまう人

「あのさ、あなたね!」と言う事をきかせようとする人

色々な人がいますよね。

今の私は、断られても何も気にならないですし、余計な事を考えてしまう事も無いのですが…

過去の私は、断られたら「何か失礼をしてしまったのかも」と不安になる人でした。

ある日、何故断られたら不安になるのだろうかと考えてみました。

すると、嫌いな人、見下している人の言う事を全て否定し、加えて「バイ菌がうつる」などと罵倒する人達が学生時代同じクラスにいまして、その人達から受けた差別的体験とその時に感じていた悲しみ、そしてその人達に対する恐怖からきている事が判りました。

彼女等は断る行為を人の人格を否定する為に使っていたのですが、それも長くは続きませんでしたね。

今思うと、人に対してそんな酷い事をしてしまうとは、彼女等に何があったのだろうか、何を心の中に抱えていたのだろうかと思いますし、また、傷付いていた自分に「あなたが心を痛め、傷付く必要は1ミリも無いんだよ。」と諭したい気持ちです。



過去に、「断る事」と「その人を否定する事」が結びつく強烈な体験をしたり目撃したりした事が原因で「断られる=自分を否定された」という認識を持つ事になった人達がいます。

勿論、これは誤った認識です。

落ち着いて広く世間を見渡してみると、断られてもその人が拒絶されているわけではないという事が分かります。

また、断るという事を人を拒絶する手段に使っている人や人を罵倒する人自身の心に問題があるという事が見えて来ます。

心に問題が無い人や心が健康な人は、心が安心感で満たされているので、断られたからといって自身が拒絶されているとは思いませんし、わざわざその様な態度を人に対して取る必要がないので、断られても特に何も気にしたりしません。

断る事を拒絶の表現の為に使う人というのは、そうする事を親や身近な人から学び、自身もそうする事で周りを思い通りにしてきた人達です。

今まではそれで生きてこれたとしても、人生のどこかでそれが通用しなくなるので、早くそれに気付けば良いのですが…



多くの人がご存知の通り、断るという行為は人の存在を否定する為の手段ではありません。

そして、人の存在を否定するという事自体、相手の尊厳を無視した非常に傲慢かつ社会的にも許されない事である事を覚えていて下さい。

結局何を言いたいのかといいますと、

◯断られたという事は、ただ、依頼された内容が何かの理由で出来ないというだけであり、あなたを否定しているという事ではありません。あなたは何も悪くありませんし、尊い1人の存在なのです。自信を失う必要は全くありません。

◯断る事であなたを否定する人からは今すぐにでも距離を取りましょう。人にとって、付き合う人や身の回りの環境というのは、人格や生活、仕事に影響を与える重要な要素の一つです。
心穏やかに健康的に暮らす為に傲慢な人達とは出来るだけ関わらない様にする事をお勧めします。

◯人に対して酷い事をする人達は、何かの理由で人を傷付けている、人としてやってはならない事をしているという自覚が無かったり、心の中に本人にはどうしようも出来ないストレスを抱えていたりする人達です。
傷を負ったが故に凶暴になっている犬を見て怖いと思いますか?少しは怖いでしょうが、「可哀想に…」という気持ちの方が強いのではないでしょうか?彼等、彼女等は傷付いた犬と同じですから、恐れる必要もありません。淡々と然るべき対応をしましょう。

という事です。

あなたの依頼を誰かに断れても、あなたの価値に変化は無いのです。

自信を持ってあなたの人生をより充実させに行きましょう。



それでは!

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